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キャベツの小売価格 平年の3倍超え 栃木県内でも記録的な値上がり 

全国的に野菜の価格高騰が続く中、1月上旬のキャベツの小売価格は平年の3倍を超えました。県内でも記録的な値上がりとなり家計を直撃しています。

食品スーパーの「フードオアシスオータニ宇都宮駅東店」です。

この店でキャベツ1玉の価格は、去年の夏頃には200円から300円で推移していましたが、先月にはおよそ400円に。そこからも徐々に価格が上がり、17日は1玉700円の値札がつきました。

(青果担当大西美茄チーフ)
「1玉700円まで高騰するのは初めてです。(お客様から)高いね、と言われることもあります」

農林水産省が発表した食品価格動向によりますと、1月6日から8日の野菜の全国平均小売価格のうち、キャベツは平年に比べておよそ3.3倍の価格になりました。

キャベツの産地が2024年の夏の猛暑とその後の残暑で、生育の遅れや品質不良が出たことで、出荷量が減っているということです。

キャベツ以外にもハクサイやダイコンなど、調査対象となった8品目すべてが値上がりしました。

(70代主婦)
「キャベツは毎日使っている、中心の野菜なので困りますよね。早く安くなってほしい」

この店では、キャベツ1玉での販売は要望があった場合のみとし、主にカットしたものを店頭に並べています。

農林水産省によりますと、キャベツの出荷量は今月下旬に向けて回復が見込まれますが平年を下回り、価格は平年を上回って推移する見通しです。
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