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大寒の日 栃木市の寺で滝行と寒ざらしそばを奉納

20日は二十四節気の一つ「大寒」で、一年でも最も寒いとされる時季です。栃木市にある寺では、この冬の寒ざらしそばの成功を祈ってそばの奉納が行われました。

栃木市の出流山満願寺では、「寒ざらしそば」を奉納する「大寒祭」が行われました。地元のそば店などで組織する「出流観光会」が、「寒ざらしそば」の成功と技術向上などを祈って毎年、大寒の日に行っています。

会の関係者や一般の参加者合わせて11人が、満願寺の奥の院にある落差8メートルの「大悲の滝」で、冷たい滝の水で身を清める「滝行」を行いました。1年で最も寒い日とされる大寒の日でしたが、日中、暖かい陽気に包まれ、県内の最高気温は佐野で14・7℃と最も高くなるなど、12の地点で今年の最高を記録しました。

「寒ざらしそば」は、収穫したソバの実を凍るような清流にさらし、あく抜きしたほのかな甘みのあるそばです。「出流そば」は去年、栃木市では初めて、地域名と商品名を組み合わせて地域ブランドとして商標登録できる、「地域団体商標」に登録され一層の振興が期待されています。

滝行が終わると、会に加盟するそば店の代表者らが本堂に集まり、石山英男会長がそばを奉納し、護摩祈祷を行いました。

「寒ざらしそば」は20日から2月末まで、出流観光会に加盟する6つの店で、なくなるまで楽しめるということです。
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