わなにかかったシカを襲うクマ初撮影 専門家は 栃木県日光市
野生のクマがわなにかかったシカを襲う動画が、2024年5月に日光市で撮影され、専門家は周辺地域で被害が起きる可能性があると警鐘を鳴らしています。
2024年5月19日、午前3時20分ごろ日光市の山林で撮影された映像です。
わなにかかる一頭のメスのシカが映っています。
この40分後、野生のツキノワグマがシカに襲い掛かる瞬間をカメラがとらえていました。
映像を撮影した東京農工大学大学院の小池伸介教授によりますと、クマがわなにかかったシカを生きたまま捕食するのは極めて珍しいということです。
(東京農工大学大学院小池伸介教授)
「罠にかかったシカが生きた状態で襲うのを記録したのは世界初。
迷うことなく首を押さえつけているため、わなのある場所に行けばシカを食べられることを学習している可能性が非常に高い」
撮影された場所は人里に近く、クマがわなの場所を学習することで、人への被害が発生する可能性があると指摘しています。
動画を見た日光市民は・・・。
「逃げたら熊の方が速いでしょうし、想像つかない」
「子どもの頃だったら考えられない。クマだけ悪者にするのはちょっとかわいそう」
(東京農工大学大学院小池伸介教授)
「シカの駆除が非常に危険を伴う作業になってきている。狩猟従事者だけじゃなく、地域住民とはち合わせしてしまう可能性がある」
2024年5月19日、午前3時20分ごろ日光市の山林で撮影された映像です。
わなにかかる一頭のメスのシカが映っています。
この40分後、野生のツキノワグマがシカに襲い掛かる瞬間をカメラがとらえていました。
映像を撮影した東京農工大学大学院の小池伸介教授によりますと、クマがわなにかかったシカを生きたまま捕食するのは極めて珍しいということです。
(東京農工大学大学院小池伸介教授)
「罠にかかったシカが生きた状態で襲うのを記録したのは世界初。
迷うことなく首を押さえつけているため、わなのある場所に行けばシカを食べられることを学習している可能性が非常に高い」
撮影された場所は人里に近く、クマがわなの場所を学習することで、人への被害が発生する可能性があると指摘しています。
動画を見た日光市民は・・・。
「逃げたら熊の方が速いでしょうし、想像つかない」
「子どもの頃だったら考えられない。クマだけ悪者にするのはちょっとかわいそう」
(東京農工大学大学院小池伸介教授)
「シカの駆除が非常に危険を伴う作業になってきている。狩猟従事者だけじゃなく、地域住民とはち合わせしてしまう可能性がある」
