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交通事業者なども承認 LRTのJR宇都宮駅西側への延伸の基本的な考え方

LRTの事業化に向けて有識者や交通事業者などが専門的な検討を行う委員会が12日、宇都宮市で開かれ宇都宮市が今月公表したLRTのJR宇都宮駅西側への延伸の基本的な考え方が承認されました。これを受けて延伸計画はまた一歩進んだ格好です。

LRTの事業化に向けて有識者や交通事業者らでつくる委員会ではLRTの導入空間や運行計画などの専門的な検討を行っていて12日の懇談会には委員など22人が出席しました。

市の担当者から、今月3日の市議会議員協議会で示されたJR宇都宮駅西側の整備区間、およそ5キロを3つの区間に分けて整備するなどの事業の概要について説明されました。

委員からは人の混雑が予想される二荒山神社前の停留場や東武鉄道との乗り換えが想定されるホームの形状や幅員について検討を要望する声が挙りました。これに対し市の担当者は「需要予測を行うなかでピークの時間帯なども踏まえ必要な滞留空間を確保したい」と述べました。

続いて市の担当者から駅西口の駅前に整備する交通施設の案としてバスの乗り降りする場所を現行の「島式」からバスと歩行者の導線を分けた円形の「ロータリー式」に変更し歩行者の安全性を高めることなどが報告されました。

委員からは「JRとLRTなどの結節点の距離が近いこと」や「車いすやベビーカーなどへのバリアフリーなどについても検討するように」と要望が出されました。駅前広場の整備計画について市は今後も関係者と意見を交わして検討していくとしています。
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