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能登半島地震後の海底隆起により新たな岩礁出現

去年1月に発生した能登半島地震によって、被災地周辺の海底が最大5メートル余り隆起したことが日本財団などが行った調査で分かりました。

日本財団と日本水路協会は、2022年から全国の水深が浅い海の海底地形を地図にする取り組み「海の地図プロジェクト」を行っています。

これは生態系の把握や水難事故を防止することなどが狙いです。

1月に発表された調査結果によりますと、2年前と比べて能登半島北部の沿岸およそ225キロの区間で、海底が最大でおよそ5.2メートル隆起し、陸地が最大で4.3メートル水平に移動したことが分かりました。

大きな隆起を伴う地震の前後で沿岸の浅い海域の詳細な海底地形データの取得に成功したのは世界で初めてです。

今回の調査の成果ではほかにも魚などが生息する新たな岩礁も確認され、沿岸漁業の復興が期待されるということです。
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