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宇都宮ブレックス ケビン・ブラスウェルHCの訃報 県内外から悲しみの声

バスケットボールB1の宇都宮ブレックスの、ケビン・ブラスウェルHCが2月24日、栃木県宇都宮市内の病院で亡くなりました。46歳でした。訃報から一夜明け、早すぎる別れに、県内外から悲しみの声が届いています。

アメリカ出身のブラスウェルHCは、現役引退後オーストラリアのクラブなどを指導し、2021年からバスケットボールB1の秋田ノーザンハピネッツのコーチや監督代行を務めました。昨シーズンからは宇都宮ブレックスのアソシエイトコーチに就任し、今シーズンにはヘッドコーチに昇格しました。

去年の10月、ホーム開幕前の練習では。

(ケビン・ブラスウェルHC)
「ホームに帰ってこられて、特にみなさんの前でプレイできるのが楽しみです。
プレシーズンにプレーしてきたやり方で、ベストのパフォーマンスができると信じています」

その手腕を発揮し、1月の秋田戦まで指揮を取り、4シーズンぶりに東地区首位で前半を折り返しました。

しかし、ブラスウェルHCが1月17日に病院に搬送され、心臓に疾患があることが判明し緊急手術を受けたとチームが発表しました。手術は成功したものの、合併症のため入院していましたが、2月24日に宇都宮市内の病院で亡くなりました。

チームは「2シーズンに渡りクラブの発展に尽力し、チームの成長に多大な貢献をしていただきました。その功績に心からの敬意と感謝を表すとともに、彼の情熱と献身を偲び、深い哀悼の意を捧げます」とコメントを発表しています。

突然の訃報に、ブレックスのファンは悲しみをにじませました。

(ファン歴8年 10代の専門学生)
「チームのミーティングを見たことがある。その時の声かけがとてもよくて、いいHCだなと思った。ここまで(チームを)育ててくれて感謝しかない」

(ファン歴2年 20代の会社員)
「優しさや柔軟性があって、選手をしっかり指導していた。チームとして今年優勝狙うぞ、と盛り上げてくれる方だと思っていたので、正直とても残念。ブレックスが優勝するところをHCに届けられたらいいと思う」

また、バスケットボール関係者からも悲しみのコメントが届いています。

Bリーグのチェアマン島田慎二さんは、「ブラスウェルHCの日本バスケットボール界への多大なる貢献、そして宇都宮ブレックスという素晴らしいチームを築き上げた功績に、心より感謝申し上げます」とコメントしています。

また、ブラスウェルHCが2シーズンに渡ってコーチや監督を務めていたB1・秋田ノーザンハピネッツの水野勇気社長は「特にHCが不在となった2シーズン目には、難しい局面の中でも明るく情熱的に指揮を取り、チームを前進させてくれました。ご生前のご功績を偲び、謹んで哀悼の意を表します」とコメントしています。
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