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栃木銀行 業績を大幅下方修正 25年3月期赤字に 

 栃木銀行は26日、臨時の会見を開き、これまでに含み損が出ていた有価証券を売却することから連結の通期の業績予想を大幅に下方修正すると発表しました。

 栃木銀行は2024年5月に公表した通期の業績予想についてグループ全体の最終的な利益の見通しを36億円の黒字としていましたが223億円の赤字へと下方修正しました。

 修正の理由として、日本の政策金利の引き上げにより、期間の短い円債への入れ替えが可能になってきたこと、そして、アメリカのインフレ懸念が再燃してきたことから、大幅にポートフォリオ=有価証券運用資産の入れ替えを前倒しするためとしています。

 低金利の環境下で購入した低利回りの債権や外国債権ファンドの逆ざやなどによりポートフォリオは運用利回りが低迷するとともに含み損を抱えていたということです。

なお、2025年3月期の期末配当予想に変更はないということです。

 栃木銀行では今回の業績予想の修正を受け、経営責任を明確にするため4月から3カ月間、役員報酬の減額を行うとしています。
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