戦後80年… 戦没者の遺骨 パラオ・アンガウル島から祖国へ 東京都・千鳥ヶ淵戦没者墓苑
太平洋戦争で栃木県出身者を含む日本兵が激戦を繰り広げたパラオの離島で、亡くなった日本兵の遺骨を収集する事業が行われています。そこで見つかった一部の遺骨が27日、80年以上の時を経て日本に戻ってきました。
日本から南におよそ3,300km、パラオ共和国にある島アンガウル島です。
太平洋戦争末期の1944年、旧日本軍とアメリカ軍が激しい戦闘を繰り広げ、栃木県出身者などからなる「旧陸軍第14師団」の歩兵隊の兵士たちが命を落としました。
島にはアメリカ兵が旧日本兵の遺体を埋めたとされる墓地が確認されていて、厚生労働省が2018年から遺骨の収集を進めています。2月10日からの現地派遣ではとちぎテレビも同行取材を行いました。
今回は、考古学や遺骨鑑定の専門家などあわせて11人が参加し、20人分の遺骨を収容することができました。
前回までに、およそ160人分の遺骨が見つかっていて、このうち最初に発見された5人分が日本人だと判明したことから、アンガウル島からは初めて遺骨を日本に持ち帰ることができました。
27日に東京都の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた遺骨の引渡式では、現地で収集を行った代表者から厚生労働省の職員に遺骨が入った箱が手渡されました。式典には国会議員や関係団体、各地の遺族会などおよそ60人が参列し、遺骨に花を手向けました。
遺骨はこの後厚生労働省の霊安室に安置され、身元を特定するためのDNA鑑定などを行います。
引渡式に続いて遺骨を収集したグループの解団式も行われ今回の派遣は全て終了となりました。
日本から南におよそ3,300km、パラオ共和国にある島アンガウル島です。
太平洋戦争末期の1944年、旧日本軍とアメリカ軍が激しい戦闘を繰り広げ、栃木県出身者などからなる「旧陸軍第14師団」の歩兵隊の兵士たちが命を落としました。
島にはアメリカ兵が旧日本兵の遺体を埋めたとされる墓地が確認されていて、厚生労働省が2018年から遺骨の収集を進めています。2月10日からの現地派遣ではとちぎテレビも同行取材を行いました。
今回は、考古学や遺骨鑑定の専門家などあわせて11人が参加し、20人分の遺骨を収容することができました。
前回までに、およそ160人分の遺骨が見つかっていて、このうち最初に発見された5人分が日本人だと判明したことから、アンガウル島からは初めて遺骨を日本に持ち帰ることができました。
27日に東京都の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた遺骨の引渡式では、現地で収集を行った代表者から厚生労働省の職員に遺骨が入った箱が手渡されました。式典には国会議員や関係団体、各地の遺族会などおよそ60人が参列し、遺骨に花を手向けました。
遺骨はこの後厚生労働省の霊安室に安置され、身元を特定するためのDNA鑑定などを行います。
引渡式に続いて遺骨を収集したグループの解団式も行われ今回の派遣は全て終了となりました。
