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2024年刑法犯認知件数1万2千件あまり2年連続で増加 栃木県

2024年1年間に県内で確認された強盗や窃盗といった刑法犯の数は1万2千件あまりにのぼり2年連続で増加しました。

【2024年まとめ】
県警察本部によりますと2024年1年間に県内で確認された刑法犯の数は1万2千163件でした。前の年より231件、率にして1.9%増え2年連続で増加しました。

【全体推移】
ピークだった2003年(40469件)以降、右肩下がりで減少し続け、コロナ禍の2020年は(9059件)戦後初めて1万件を下回り、2022年は8千883件と戦後最少を記録しました。しかし2023年は4年ぶりに1万件を超え、20年ぶりに増加に転じると2024年もわずかに増えて2年連続で1万件を超える状況になっています。

【2024年傾向】
なかでも全体の8割を占めるのが「窃盗犯」です。前の年から93件増え9千423件にのぼっています。このうち自転車など乗り物の盗難が前の年から372件増えて2千182件、銅線ケーブルなど金属の盗難が前の年から349件増えて1千813件となっています。

また、強盗や放火などの「凶悪犯」は81件と前の年から11件増えました。「強盗」は21件と、前の年から7件増え、「不同意性交等」は34件と、前の年から7件増えました。

わいせつなどの「風俗犯」も177件と前の年より41件増えています。

交流サイトSNSを通じて知り合った相手に投資を持ち掛けたり恋愛感情を抱かせて金銭などをだまし取る「SNS型投資詐欺ロマンス詐欺」が64件と前の年から18件増え、被害額はおよそ10億円と、前の年より3億円あまり増加しています。

一方、減少傾向にあった全体の検挙率は35.3%と4年ぶりに増加し前の年より6.3%増えました。摘発件数は4千294件と前の年より831件増え、摘発された人数は2千72人でした。
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