防災集団移転 住民に向け説明会 事業の進め方示す 那須烏山市・下境地区
2019年の東日本台風での大規模な浸水被害を受け、那須烏山市が進めている防災集団移転事業の説明会が9日、移転対象の住民らに対し開かれました。
那須烏山市は東日本台風での浸水被害の大きかった下境地区と宮原地区で、高台などへの防災集団移転を進めています。
9日の説明会は、下境地区を県道・那須黒羽茂木線の東側と西側に分けて行われ、移転対象となっている60世帯のうち7割の42世帯が出席しました。
説明会では、市の担当者から、下境地区は移転の対象となる戸数が多いうえ、住宅団地への移転希望者を一度に移転するための土地の確保が難しいことから、相対的に危険度が高い下境地区の西側と宮原地区から順次、事業を進めていく方針が報告されました。
これに対し住民からは「道路の東西で分けるのではなく危険度の高い場所から優先するべきではないか」などの意見が出たということです。
また、市は人が住んだり宿泊したりする建物の建設を制限する「災害危険区域」の範囲を示した案も新たに示し、住民から了承が得られたということです。
市は来週16日にも住宅団地への移転を希望する人に向けた小規模な説明会を開いて、団地の区画割りなどを示すことにしているほか、希望する世帯が移転実施に向けて必要な対象の世帯の半数以上を満たすかどうかを最終確認します。
那須烏山市は東日本台風での浸水被害の大きかった下境地区と宮原地区で、高台などへの防災集団移転を進めています。
9日の説明会は、下境地区を県道・那須黒羽茂木線の東側と西側に分けて行われ、移転対象となっている60世帯のうち7割の42世帯が出席しました。
説明会では、市の担当者から、下境地区は移転の対象となる戸数が多いうえ、住宅団地への移転希望者を一度に移転するための土地の確保が難しいことから、相対的に危険度が高い下境地区の西側と宮原地区から順次、事業を進めていく方針が報告されました。
これに対し住民からは「道路の東西で分けるのではなく危険度の高い場所から優先するべきではないか」などの意見が出たということです。
また、市は人が住んだり宿泊したりする建物の建設を制限する「災害危険区域」の範囲を示した案も新たに示し、住民から了承が得られたということです。
市は来週16日にも住宅団地への移転を希望する人に向けた小規模な説明会を開いて、団地の区画割りなどを示すことにしているほか、希望する世帯が移転実施に向けて必要な対象の世帯の半数以上を満たすかどうかを最終確認します。
