「募集要項の変更は市長の指示」と認定 百条委員会の最終報告書が議決 佐野市議会
佐野市運動公園などの指定管理者の選定の過程で、佐野市の金子裕市長と、特定の事業者の関係性に疑いがあるなどとして、市議会百条委員会は12日、「募集要項の変更」が市長の指示によるものだとする最終報告書を市議会本会議に提出し、賛成多数で議決しました。
佐野市運動公園など3つの施設の指定管理者に選ばれた、宇都宮市の「極東体育施設」の関連会社が構成する共同事業体が、指定からおよそ1年半で破綻したことなどを巡り、市議会は原因の解明のための調査特別委員会や百条委員会を設けて、調査を進めてきました。
市議会最終日の12日、募集要項の変更は金子市長の指示によるものだと認定した調査結果などをまとめた報告が議会に提出され、賛成多数で可決されました。
市長が「特定の事業者に有利にはたらくようにしたのか」という疑いについては、両者の関係性を認定するような証言は得られなかったとして、事実を認定するまでには至りませんでした。
そして、金子市長が「募集要項の変更を指示していない」と虚偽の証言をしたと指摘し、地方自治法の違反に当たる疑いがあるとして宇都宮地検に告発する議案も可決しました。
一方、金子市長もさきほど臨時の記者会見を開きました。
金子裕市長「まず、告発をされる事態となったことに対して、市民の皆様、そして議会の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしたことに、深くお詫び申し上げます」
金子市長は、職員に指示をした事実はないとした上で、「職員が指示だと受け止める認識のずれがあったのではないか」との認識を示し、「今後は意思決定の過程を明確にしてずれが生じないよう改善を図っていく」と述べました。
また、告発については「市政運営に対する信頼に影響を与えかねない問題」との見解を示し、そのうえで「真実のみ述べていて、虚偽証言にはあたらない認識」と訴えています。
佐野市運動公園など3つの施設の指定管理者に選ばれた、宇都宮市の「極東体育施設」の関連会社が構成する共同事業体が、指定からおよそ1年半で破綻したことなどを巡り、市議会は原因の解明のための調査特別委員会や百条委員会を設けて、調査を進めてきました。
市議会最終日の12日、募集要項の変更は金子市長の指示によるものだと認定した調査結果などをまとめた報告が議会に提出され、賛成多数で可決されました。
市長が「特定の事業者に有利にはたらくようにしたのか」という疑いについては、両者の関係性を認定するような証言は得られなかったとして、事実を認定するまでには至りませんでした。
そして、金子市長が「募集要項の変更を指示していない」と虚偽の証言をしたと指摘し、地方自治法の違反に当たる疑いがあるとして宇都宮地検に告発する議案も可決しました。
一方、金子市長もさきほど臨時の記者会見を開きました。
金子裕市長「まず、告発をされる事態となったことに対して、市民の皆様、そして議会の皆様にご心配、ご迷惑をおかけしたことに、深くお詫び申し上げます」
金子市長は、職員に指示をした事実はないとした上で、「職員が指示だと受け止める認識のずれがあったのではないか」との認識を示し、「今後は意思決定の過程を明確にしてずれが生じないよう改善を図っていく」と述べました。
また、告発については「市政運営に対する信頼に影響を与えかねない問題」との見解を示し、そのうえで「真実のみ述べていて、虚偽証言にはあたらない認識」と訴えています。
