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大阪・関西万博 いよいよ13日に開幕 5.6月には栃木県やLRTも出典

158の国と地域が参加する大阪・関西万博は、いよいよ、13日に開幕します。9日に行われた報道関係者向けの内覧会で、とちぎテレビの記者が一足早く注目のパビリオンを体感してきました。

「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、大阪では55年ぶりの開催となる「大阪・関西万博」。9日の「メディアデー」には、国内外の報道関係者およそ4500人が参加しました。

会場のシンボルの大屋根リングは、一周およそ2キロ、高さおよそ20メートルの世界最大級の木造建築物です。

この日は、大屋根リングのデザインを手がけた建築家の藤本壮介さんによる解説ツアーが開かれました。

リングの中に配置されているのは、万博の華とされる海外パビリオン。42館のうち31館が公開され、このうちフランス館では「愛の賛歌」をテーマに、ルイヴィトンやディオールなど世界的な高級ブランドによる風景や芸術、技術への愛を表現した展示が目をひきます。

また、アラブ首長国連邦のパビリオン内には、空に向かって伸びるナツメヤシの木をイメージした高さおよそ16メートルの柱が立ち並びます。この柱には「ナツメヤシ」の農業廃棄物が再利用されています。

一方、こちらは国内パビリオン。石川県輪島市の伝統工芸品「輪島塗」の『夜の地球』は、漆黒と金で繊細な美しさが表現されています。直径1メートルもある大型の地球儀で、能登半島地震発生時輪島市で展示されていましたが、奇跡的に無傷だったことから「復興のシンボル」であり対立ではなく、支えあうことの意味を世界に伝えようという願いが込められています。

また、国内外で人気の「機動戦士ガンダム」に関するパビリオンの前には、高さ17メートル、実物大のガンダム像が鎮座し、来場者を出迎えています。

そして栃木県に関する展示も。全国の自治体の地方創生の取り組みを世界に発信する5月末のイベントでは、宇都宮市と芳賀町を結ぶ路面電車、LRTに関するブースが登場します。ここではLRTの車内が再現され、会場にいながら乗車体験ができるということです。

また、同じ会場で6月末に開かれるイベントでは栃木県が出展する予定で、ドーム型のシアターで県内の四季折々の自然や文化を映し出すほか、県内の郷土料理が振舞われます。

いくつかのパビリオンは開幕までに工事が間に合わない可能性があることや前売りチケットの目標販売枚数達成が困難とされることも危惧されていますが、全世界の未来を考える祭典がいよいよ始まります。

大阪・関西万博は、あさって13日から半年間にわたって開催されます。
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