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あしなが育英会で街頭募金 高校無償化でも奨学金不可欠

病気や災害で親を亡くすなどした子どもの進学を支援する「あしなが育英会」の街頭募金が19日から全国で始まり、県内でも活動が行われました。

JR宇都宮駅の東口で行われた街頭募金には、あしなが育英会の奨学金を利用している大学生など6人が参加しました。

「あしなが育英会」は病気や災害で親を亡くしたり、親が働けなかったりする高校生から大学院生の進学を個人や企業からの寄付を元手とする奨学金などで支えています。

高校生向けの奨学金は、返済する必要がない給付型のみになったため申請者が急増していて、2024年度は全国で過去最多となる3,487人の申請がありました。

しかし財源には限りがあるため、世帯所得などによる審査の結果、半数以上が不採用になったということです。

また政府が今年度から始めた高校無償化によって奨学金が不要になると誤解する人もいるということですが、あしなが育英会では無償化の対象は授業料だけのため教科書や部活動などの費用をまかなうのに奨学金は、必要不可欠だと協力を呼び掛けています。

近くを通りかかった人たちは、募金を呼びかける学生たちの声に足を止め次々と募金に応じていました。

街頭募金は20日に加え、来週末の26日と27日にもJR宇都宮駅の東口で行われます。
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