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マウンテンバイク・アジア選手権2連覇へ 宇都宮ブリッツェン沢田時選手の挑戦

今週末に行われるマウンテンバイクのアジア選手権に、前回王者・宇都宮ブリッツェンの沢田時選手が出場します。

宇都宮ブリッツェンの沢田時選手31歳。宇都宮市内のマウンテンバイクコースでアジア選手権に向けて汗を流します

沢田選手が大会で出場する種目クロスカントリー・オリンピックは、ダートで起伏や障害物のあるサーキットコースを周回するレース。悪路を走り切る強靭な脚力はもちろん、コースの横幅が狭いため、スタートからの位置取りも勝負の鍵になります。

沢田選手は2024年、マレーシアで行われたアジア選手権に日本代表として出場しました。ゴールまで残り半周のところでアタックを仕掛け独走状態でフィニッシュ。

30歳という節目の年に自身のキャリアハイとなるアジアの頂点に輝きました。

アジアチャンピオンのみが身に付けることを許されるチャンピオンジャージ。

沢田選手は、1年間このジャージとともにマウンテンバイクのレースに臨んできました。

4月に兵庫県で行われた今シーズン初のマウンテンバイクのレースにもアジアチャンピオンのジャージを着て出場。

2日目のクロスカントリー・オリンピックでは、スタート前から降っていた雨の影響で周回数が減るなど、過酷な環境でのレースとなりました。

終盤、泥がタイヤに詰まりペダルを漕げなくなっても、自転車から降りて冷静に対応し首位に躍り出た沢田選手は、2位に2分余りの差をつけてゴール。

泥でチャンピオンジャージが見えなくなるほどの死闘を制しアジア選手権に向け弾みを付けました。

そしていよいよ今週末は、沢田選手の2連覇がかかるアジア選手権、2025年は中国の南西部にある貴州省が舞台です。

沢田選手は26日土曜日に行われるクロスカントリー・オリンピックのトップクラスであるエリート部門に出場します。21日に中国に向け飛び立ち、週末のレースに向けコンディションの調整やコースの分析などを行います。

「もう1年チャンピオンジャージを着て走りたい」と語る沢田選手、前回王者としての挑戦の舞台は目前に迫っています。
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