栃木市立美術館で大広重展が開催中 「東海道五拾三次」や「五十三次名所図会」など歌川広重の名作を展示
2025年の大河ドラマの効果もあり、現在、江戸の文化に注目が集まっています。栃木市の美術館では、江戸時代の浮世絵師、歌川広重の作品を展示する展覧会が開かれています。
栃木市立美術館で開かれているのは大広重展です。栃木市といえば、浮世絵師の喜多川歌麿とゆかりがあることから、美術館では、さまざまな浮世絵師の作品を楽しんでもらおうと、2024年は葛飾北斎、そして2025年は歌川広重の展覧会を開催しています。
広重は、ベロ藍と呼ばれる青色の絵の具を使って宿場町を描いた東海道五拾三次が有名で、今回美術館では、江戸の日本橋から京都の三条大橋までの、宿場町など55カ所を描いた全ての作品を展示しています。東海道五拾三次は横型の作品なのに対し、美術館では構図の違いを楽しんでもらおうと、同じ宿場町を描いた五十三次名所図会の縦型の作品を並べて紹介しています。
例えば、こちらは日本橋です。横型は人々や自然に焦点を当てているのに対し、縦型では同じ場所を上空から俯瞰的に見た情景を描いています。
ほかにも美術館では、西洋の画家、ゴッホが模写したとされる名所江戸百景といった風景画、それに美人画や役者絵など、合わせておよそ200点の作品が展示されています。
この展覧会は、6月15日まで開催されています。
栃木市立美術館学芸員の河野エリさん:
「広重の作品を、これだけまとめて見ることは、なかなかできない機会となるので、展覧会とともに、ワークショップなどもいくつか企画しているので、その中で浮世絵という魅力を体験していただけたらと思います」
栃木市立美術館で開かれているのは大広重展です。栃木市といえば、浮世絵師の喜多川歌麿とゆかりがあることから、美術館では、さまざまな浮世絵師の作品を楽しんでもらおうと、2024年は葛飾北斎、そして2025年は歌川広重の展覧会を開催しています。
広重は、ベロ藍と呼ばれる青色の絵の具を使って宿場町を描いた東海道五拾三次が有名で、今回美術館では、江戸の日本橋から京都の三条大橋までの、宿場町など55カ所を描いた全ての作品を展示しています。東海道五拾三次は横型の作品なのに対し、美術館では構図の違いを楽しんでもらおうと、同じ宿場町を描いた五十三次名所図会の縦型の作品を並べて紹介しています。
例えば、こちらは日本橋です。横型は人々や自然に焦点を当てているのに対し、縦型では同じ場所を上空から俯瞰的に見た情景を描いています。
ほかにも美術館では、西洋の画家、ゴッホが模写したとされる名所江戸百景といった風景画、それに美人画や役者絵など、合わせておよそ200点の作品が展示されています。
この展覧会は、6月15日まで開催されています。
栃木市立美術館学芸員の河野エリさん:
「広重の作品を、これだけまとめて見ることは、なかなかできない機会となるので、展覧会とともに、ワークショップなどもいくつか企画しているので、その中で浮世絵という魅力を体験していただけたらと思います」
