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亡き指揮官のバスケを体現し頂上へ 宇都宮ブレックスWエースが語る CS見据えレギュラーシーズン最終戦

バスケットボールB1のレギュラーシーズンはあと残り1節。既に地区優勝を決めている宇都宮ブレックスは週末に控える最終戦とその先のチャンピオンシップを見据えて調整を図っています。目指すは、3年ぶりの日本一です。

前の節で群馬に連敗を喫したブレックスは3日間の休養を挟み1日全体練習を行いました。今シーズンはここまで、通算46勝12敗ですでに東地区の優勝、そして日本一を決めるチャンピオンシップ進出を決めています。一方、リーグ全体では、中地区首位の三遠ネオフェニックスに次いで2位となっています。仮に現状の順位のままチャンピオンシップに進むと、ワイルドカード上位、全体7位の群馬とはクォーターファイナルで対戦することになります。

ブレックスは今シーズンケビン・ブラスウェルHCのもと組織的なバスケからよりアップテンポなバスケを目指してきました。システムが変わってよりスリーポイントの数を増やすことを心がけたという比江島選手は、レギュラーシーズンの3ポイントの成功率を44.7%とし2年連続の3ポイント王も射程圏内にあります。

比江島慎選手:
早いバスケでよりオールコートから仕掛けることによって早い展開に持ちこむことでスペーシングが広がる。オープンで打ちやすい状況をケビンは作りたかったと思うので、それはしっかり体現できている。よりアテンプト(試み)を増やしてほしいと言われていたので、そこも約束通りやれているので、チームとしての形が出来ていると思う。

昨シーズンのチャンピオンシップではルーズボールやリバウンドへの対応が勝敗を分け、クォーターファイナルで涙を飲みました。その経験から今シーズンは、リバウンドへの意識を習慣づかせました。ブラスウェルHCの意思を継いだジーコ・コロネルHC代行はこの取り組みがチャンピオンシップで生きると選手に期待を寄せます。

ジーコ・コロネルHC代行:
1つは「スペーシング」いつもよいスペースをもってプレーすること。あとは相手のディフェンスが色々な守り方をしてくる中で、早く見極めてコート上の5人が瞬時に反応して、カウンターをできるようにすること。まだ自分たちも成長の過程で完ぺきではないが成長できていると思う。

ブラスウェルHCからコート上で「リーダーシップ」や「アグレッシブさ」を発揮するよう言われてきたというD.J.ニュービル選手と比江島選手のWエースは亡き指揮官への思いを胸に王座奪還に向けて闘志を燃やします。

D.J.ニュービル選手:
●ブラスウェルHCのバスケ
ディフェンス面で激しさをもってアドバンテージを作れて、オフェンス面ではしっかりボールを支配してチームで戦うチームを目指してきた。11秒
●最終戦に向けて↓
チャンピオンシップの時期も迫り、ここからは1日1日が重要になってくるので、常に自分たちの最高のバスケットボールというのを求めてやっていかないといけないと思うので、この週末も含めて最高のパフォーマンスを出し切れるようやっていきたい。

比江島慎選手:
●最終戦に向けて↓
もちろん勝って全体一位を目指す。チャンピオンシップに向けていくつか試しながらという内容になっていくと思う。
●CSに向けて↓
もちろん毎年必ず優勝したいって言う気持ちは変わらないけど、やっぱり今年はケビンの状況もあったし、タフな状況の中でのシーズンになったので、より優勝したいっていう気持ちは本当に強い。ケビンが築き上げてくれたこのスタイルで優勝したいっていう思いが本当にみんな強いと思うので、必ず優勝したい。

残り2試合となったレギュラーシーズン最終節では、今度の土曜日と日曜日に、元ブレックスのヘッドコーチ、安齋竜三さんが率いる越谷アルファーズとホームの日環アリーナ栃木で対戦します。

またチャンピオンシップへ進出するクラブの代表選手が意気込みなどを語る会見が5日に予定されていて、宇都宮ブレックスからは小川敦也選手が登壇する予定です。