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人によって運ばれた「外来生物」について紹介  栃木県立博物館企画展

宇都宮市の栃木県立博物館では、もともとその地域にはいなかったのに、人によって運ばれた「外来生物」について紹介する企画展が開かれています。

タヌキによく似たこちらの動物、北アメリカ大陸原産のアライグマです。日本にはペットとしてやってきて飼育できなくなった人が放して野生化しました。

県立博物館で始まった企画展では、外来生物の持ち込まれた経緯や生態系に及ぼす影響について紹介しています。会場には県内で確認されている外来生物や、これから侵入する可能性がある生き物の標本などが200点ほど展示されています。

こちらの「ウチダザリガニ」は、県内では2016年に那須塩原市で発見された北アメリカ大陸原産の外来生物です。もともと食用として持ち込まれ、県内ではこれまでに5,500匹以上が捕獲されているということです。

また、こちらは、千葉県で繁殖している中国原産のシカの仲間、キョンです。農作物や在来の植物を食い荒らす被害があり、栃木県の隣の茨城県でも目撃されていることから県内への侵入が危ぶまれています。

外来生物による影響を防ぐためには早期発見と対策が重要な一方で、農作物の多くは外来生物で、私たちの生活を豊かにした面もあるということです。

この企画展は、6月15日まで開かれています。