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宇都宮動物園でベビーラッシュ 5月にカピバラ・マーラ・アミメキリンの赤ちゃんが誕生 

心が癒されるホットな話題です。宇都宮市の動物園では5月に3種類の動物の赤ちゃんが誕生し、ベビーラッシュとなっています。

宇都宮動物園では5月18日にカピバラ3頭、5月23日にアミメキリン1頭、5月26日にはマーラ1頭と、暖かい地域に生息する動物たちから、9日間で5つの命が誕生しました。園によりますとこれは自然の繁殖によるもので、暖かい地域に生息する動物は、春に出産ラッシュを迎えることが多いといいます。

こちらは南アメリカ大陸のアマゾン川など、一年中、高温多湿の地域で生息する「カピバラ」です。カピバラの赤ちゃんは、お母さんの「こんぶ」とお父さんの「がんも」の間に三つ子として生まれ、小柄な体格なのが「ぽんず」、一回り大きいのが「ぱんこ」と名づけられました。3頭目の赤ちゃんは、最も小さい体で生まれ、誕生した翌日に、衰弱で残念ながら亡くなりました。悲しい出来事がありながらも、飼育員の賢明なサポートで無事に命を繋いだ2頭は生まれてすぐに水辺で泳ぐなど元気に成長しているということです。

こちらはアルゼンチンなど温帯の草原に生息するネズミの仲間「マーラ」です。お母さんのビー、お父さんのフミから園の末っ子として誕生しました。警戒心が強いためマーラは中々動きません。この日赤ちゃんは、かごの中で過ごしたり、時々出てきたりして、伸び伸びとしていました。

そしてこちらは、エチオピアなどの暑く乾燥した気候に生息し、野生では絶滅の危機に陥っているキリン最大の部類「アミメキリン」です。園で19年暮らすメスのコウメからオスの赤ちゃんが誕生しました。生後すぐに立ち上がり、今は母のコウメに見守られながら、成長をしています。この日は、走り回る姿を見せていました。アミメキリンの成長は早く、赤ちゃん時代を見られるのは半年ほどだということです。

宇都宮動物園の荒井賢治園長:
「生まれた子どもたちが、この動物園で生まれて良かったなと感じてもらえるような、住環境はしっかりつくっていこうとこれから思っていますし、今しかお母さんと遊んでいるかわいい姿を見ることはできないので、この機会にぜひ、こういったかわいいところをまずご覧になっていただいて、何か一つでも新しい発見が赤ちゃんに対してもあればいいなと思っております」

生まれた赤ちゃんたちは、現在それぞれの展示コーナーで公開中です。園では動物たちの心理状態や体調に注意して、赤ちゃんの公開を続ける予定です。
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