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熱中症対策呼びかけ 栃木労働局と宇都宮地方気象台が安全パトロール

労働災害の防止を呼びける全国安全週間が1日から始まり、栃木労働局では、熱中症の対策強化などを呼びかけようと、宇都宮地方気象台と合同で宇都宮市内の建設現場のパトロールを行いました。

このパトロールは、7月1日から7日までの全国安全週間に栃木労働局が毎年行っているもので、近年の猛暑を受けて初めて宇都宮地方気象台と合同で実施しました。

労働局の川口秀人局長と気象台の池田友紀子台長が宇都宮市下栗にある精密測定機器メーカー・「ミツトヨ」の新しい製造工場の建設現場を訪れ、熱中症対策を中心に安全対策が取られているかを見て回りました。

熱中症の対策を巡っては、6月から、企業が医療機関への搬送の手順などをあらかじめ決めて、職場で周知することなどが義務付けられています。

栃木労働局によりますと、2024年1年間に県内で熱中症によって4日以上休業した労働災害は、過去2番目に多い17件発生していて、増加傾向にあるということです。

そのため、この建設現場では、3階建ての工場のそれぞれのフロアに、冷房機能とスポーツドリンクなどが完備された休憩スペースが設置されています。

また、100人を超える作業員全員が、身に付けているのが、この腕時計型の機械です。

熱中症のリスクが高まる体内の温度の上昇を検知して、音や振動などで知らせることで、発症を未然に防ぐことができるということです。

パトロールを終えた参加者たちは、建設会社の担当者らと意見を交換し、熱中症をはじめとする労働災害の防止へ協力を呼びかけました。
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