2020年04月04日(土)のニュース
県によるとこれまでに県内で確認された新型コロナウイルス感染症の患者17人のうち、現在2人が重症、5人は退院したという。
県と宇都宮市が4日行った新型コロナウイルス感染症のPCR検査の結果、「陽性」と判明した人はいなかった。
※現時点の県内の感染者はこれまでに17人。
県は4日夕方会見し、新型コロナウイルスの感染者4人が確認された県南健康福祉センター管内の医療機関のスタッフのうち、感染者と接触があった人にPCR検査を行った結果、全員の「陰性」が確認されたと発表した。県では「院内感染を積極的に肯定する材料は得られなかった」としている。この医療機関に通院していた都内在住・県内勤務の60代男性、宇都宮市の30代男性、県南センター管内の50代と40代の男性の4人は、最初に感染した60代男性と他の3人は受診した日が2日重なっているが、受診時間が離れている他、対面で接近したりしていない。このため県は60代の男性からの感染ではないと推定。また、他の通院者で症状が出た人もないという。
県の調査では4人はいずれも通院時などはマスク着用で自家用車で移動していた。60代男性が発症する前、出席した愛媛県松山市での葬儀の参列者からは計8人の陽性が確認されている。
県内4ヵ所目の「とちぎ結婚支援センター」が開設されたのはJR足利駅構内の移住・定住相談センター「Aidacco」。県などでつくる結婚や子育ての支援組織「とちぎ未来クラブ」が運営するもので、宇都宮、小山、那須塩原に続いて4ヵ所目。利用者はタブレットでプロフィールや結婚相手に求める条件を登録、相手の了解を得られたら面会できるシステム。県内の登録者は現在およそ2千人で両毛地区は登録予定者も含めて260人ほど会員がいる。これまで県内全体で77組が成婚。出会いの場を広げることが期待される。
田沼西中学校の校舎を改修して誕生した佐野市初の小中一貫校、「あそ野学園義務教育学校」。4日、開校式が行われ、岡部正英市長から須藤誠司校長に校旗が手渡された。「あそ野学園」は少子化を受けて田沼西中とその学区内の6小学校と田沼小の一部を統合。児童・生徒の数は約800人。式に子ども達は参加しなかったが始業式は8日、入学式は10日に行われ新しい学園の歴史がスタートする。
小山市によると3日現在の県内の新型コロナウイルスの感染者は17人、うち7人が県南地区では直近の1週間で2人増加したものの「感染拡大警戒地域」にはあたらないとしている。しかし、このところ県南地区で感染者の判明が続いたことなどを受け、小学校と中学校、義務教育学校を9〜10日の2日間、臨時休業として学校再開は「13日」からに遅らせる。ただし8日には一度新学期をスタート、中学校と絹義務教育学校では入学式を行う他、臨時休校中の9日も小学校では1年生だけが登校し入学式を行う予定。