2021年02月のニュース
発生から8日目を迎えた足利市の山林火災について、足利市の和泉聡市長は1日にも鎮圧できるとの見方を示した。発生から8日目を迎え足利市の山林火災は収束に向かっている。一方、自衛隊のヘリが熱源探知機で確認したところ、燃えた樹木などに火種が残っていたとして28日もヘリでの消火に加え、増員した地上部隊およそ150人が放水装備などを活用して残り火の処理に当たった。休業していた小中学校すべてで1日から通常通り授業を行うほか、鎮圧を確認でき次第、305世帯に出している避難勧告も解除する方針。
開業が1年遅れることとなった宇都宮市と芳賀町が整備を進める次世代型路面電車、LRTの車両基地の見学会が宇都宮市下平出町の完成予定地で28日開かれた。総面積はおよそ4ヘクタールで、敷地内には車両の日常的な修理や定期点検を行う検修庫、またLRTの運行管理などを行う管理棟や夜間などに車両を置いておくための路線などが整備される予定。見学会に参加した人たちは、車両が進路を転換するレールの分岐点や車両が電気を採り入れる仕組み、また大雨対策などについて担当者からの説明を受けながらその様子を写真に収めるなど見学を楽しんだ。今後は管理棟などの建物の整備に本格的に取り掛かる。
サッカーJ2の栃木SCは28日、ホームのカンセキスタジアムとちぎでファジアーノ岡山と開幕戦を迎えた。今シーズン新たに14人の選手を加えた栃木SC。しかし前半22分、PKを決められ先制点を奪われる。後半17分、栃木はFWをジュニーニョと矢野に代え、豊富な運動量で攻め続けたが、後半30分に岡山に追加点を奪われそのまま試合終了。栃木は7シーズン連続で開幕戦を勝利で飾ることができなかった。
足利市の山林で起きた火災は27日で発生から7日目となった。市は「鎮圧まであと一歩の所まできている」とし、28日以降、地上部隊による残った火の処理を本格化させる考えを示した。足利市によるとこの一週間で上空部隊は1600トンを超える放水を行い、地上部隊は延べ1900人が消火活動にあたった。宇都宮地方気象台は、3月2日が雨になる予報と説明していて、市は、その前日までに鎮圧を目指す考え。
県と宇都宮市は27日、新たに壬生町、栃木市、那須塩原市、大田原市、宇都宮市の10代から60代の男女12人の新型コロナウイルス感染を確認したと発表した。県内の感染者は累計4,090人。療養者は145人、このうち重症は4人、入院調整中は25人。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴い臨時休園が続いていた栃木市のとちぎ花センターが27日から約1カ月半ぶりに営業を再開した。園内では県内の生産者によるバラやランの切り花や鉢植えの美しさを競う展覧会が開かれ訪れた人たちを魅了していた。施設ではオンラインで植物の育て方を学ぶ講座も開いていて新型コロナウイルスの影響が続く中、植物を楽しんでもらうさまざまな催しを企画している。
足利市の山林火災は26日午後9時現在も燃え続けている。避難勧告の対象世帯は変わらず305世帯。3カ所設けられた避難所には午後7時現在、合わせて8世帯14人が避難している。和泉聡市長は記者会見で、風が弱まったことでヘリコプターの放水が効果的にできたとして、25日より火をコントロール下に置けていると説明。来週月曜日までには鎮圧を目指す考えを示した。
【避難勧告】
・西宮町内 54世帯
・本城地区内本城溜以北 18世帯
・本城一丁目地内足利高校西側 80世帯
・五十部町北東部、大岩町の一部 25世帯
・大岩町町自治会館周辺 30世帯
・本城二丁目自治会館北西 98世帯
【避難所】
さいこうふれあいセンター、第二中学校、三重小学校
最新の通信技術5Gを使ってロボットを遠隔操作し、なかがわ水遊園を見学する実証実験が26日、那須町の東陽小学校で行われた。県とドコモCS栃木支店が連携して行うもので、両地をアバターロボットを使ってつないだ。ロボットの遠隔操作は教室にあるパソコンで行い、児童はキーボードの十字キーを使ってさまざまな角度から水槽を見て回り、施設の職員に質問もした。システムの活用は学校が施設から遠く出向くのが難しい場合や新型コロナウイルスの影響があった場合など、新しい見学様式として期待されている。
2017年、那須町で登山講習中だった高校生と教諭8人が雪崩に巻き込まれ死亡した事故で、発生から4年の前日の3月26日に、事故現場の近くで遺族と県が初めて合同の追悼式を行うことになった。多くの遺族はこれまで「県の再発防止策が不十分だ」などとして、県が主催する事故当日の3月27日の追悼式には参加せず独自の追悼式を26日に開いてきたが、事故発生4年を迎えるのを前に遺族らが県教育委員会と県高校体育連盟と初めて合同で追悼式を実施するため協議を進めている。追悼式では遺族や県教育委員会の代表などが追悼メッセージを伝えた上で献花を行う予定で、遺族の男性は「県との平行線がこのまま続くことを本質的には望んでいない。納得できない部分もあるが、前に進んで風化防止に取り組んでいく」と話している。
新型コロナウイルスについて県は26日、栃木市、那須塩原市、益子町の20代から50代の男性5人の感染確認を発表した。栃木市の会社員の男性2人は同居人。宇都宮市保健所での感染確認はなかった。県内の感染者累計は4078人、療養者は142人、このうち重症は5人で入院調整中は14人。
県は新型コロナウイルスのワクチンに関するコールセンターを3月1日午前9時から開設すると発表した。県民からのワクチン接種に関する専門的相談を、土日祝日を含む毎日、午前9時から午後9時まで電話で受け付ける。電話番号は0570ー052ー092。
足利市の山林火災は、発生6日目の26日も燃え続けていて、市は午前8時に本城2丁目自治会館北西の山林周辺地域98世帯に避難勧告を追加した。対象世帯は計305世帯で、午後1時半現在3カ所の避難所に計7世帯13人が避難している。消火活動は地元の消防が夜通し続け、自衛隊は26日午前6時半ごろから空からの散水を開始。被害範囲は織姫公園の方まで南に伸び、焼失面積は約106ヘクタールにまで拡大した。和泉聡市長は記者会見で「火をコントロール下に置けている」と説明した上で「あす27日は風が強まりそうで心配だ。土日が勝負で月曜日の3月1日までに鎮圧したい」と話した。今回の火災について市は、ハイキングコースにある休憩所のベンチが黒焦げとなり、火が周囲に燃え広がっているのを消防隊員が確認したことを明らかにしていて、ハイカーの火の不始末など人為的原因で火災が起きた可能性がある。宇都宮地方気象台によると、足利市には2月16日から乾燥注意報が出ていて、今のところ雨が降る予報となっている来週の火曜日、3月2日まで空気が乾燥した状態が続く見込み。
【避難勧告】
・西宮町内 54世帯
・本城地区内本城溜以北 18世帯
・本城一丁目地内足利高校西側 80世帯
・五十部町北東部、大岩町の一部 25世帯
・大岩町町自治会館周辺 30世帯
・本城二丁目自治会館北西 98世帯 ※26日新たに追加
【避難所】
さいこうふれあいセンター、第二中学校、三重小学校
発令内容
発令日時
令和3年2月26日(金曜日)午前8時
発令理由
西宮町林野火災のため
対象地区
本城二丁目自治会館北西の山林周辺地域 98世帯
これまでの発令状況
2月23日午後3時 40世帯(西宮町内)
2月23日午後5時 14世帯追加(西宮町内)
2月23日午後8時 18世帯追加(本城地区内本城溜以北)
2月24日午後1時 80世帯追加(本城一丁目地内足利高校西側)
2月24日午後2時 25世帯追加(五十部町北東部のゴルフ練習場
付近及び隣接する大岩町の一部)
2月25日午前7時30分 30世帯追加(大岩町町自治会館周辺)
避難所
西宮町
さいこうふれあいセンター
本城地区、本城一丁目、本城二丁目
第二中学校
五十部町北東部、大岩町
「魔法の絨毯」で話題のシンガーソングライター川崎 鷹也さんが25日、卒業を迎える母校の西那須野中学校の3年生にサプライズライブを贈った。このライブは新型コロナウイルスの影響で修学旅行など学校行事が中止となってしまった3年生に思い出を作ってもらいたいと半年前から2年生の生徒会メンバーが中心となり企画。来月で卒業し、それぞれの道へ進む3年生へ先輩である川崎さんから歌のエールが送られた。
足利市の山林で起きた火災は発生から5日目を迎えた25日も延焼が続き消火活動が続けられた。延焼が続く一方で足利市の和泉 聡市長は会見で「火の勢いは落ち着いてきた」と述べた。鎮火については2週間程度かかる見込みだ。市や県のまとめによると25日午後2時現在、被害のあった範囲は約100ヘクタールに及ぶという。避難勧告は大岩町自治会館周辺の30世帯が追加され、これで避難勧告が出たのは207世帯となった。また県は足利市に災害救助法の適用を決めた。