2020年07月のニュース
県と宇都宮市は16日、合計5人の新型コロナウイルスの陽性を確認したと発表した。県内で感染が確認されたのはこれで112人となった。108人目は小山市の50代の女性で103人目の女性の妹。また109人目は108人目の女性の10代の娘で、小山市内の中学校に通っている。生徒が通う小山市内の中学校は17日は休校とするほか、土日は部活動も中止の対応を取る。一方、宇都宮市は新たに感染が確認されたのは、20代の男性と80代の女性、そして20代の女性。
絶滅危惧種で国天然記念物ニホンライチョウの野生復帰のため人工繁殖に取り組んでいる那須どうぶつ王国で、ライチョウの自然繁殖に初めて成功した。上野動物園から来たオスと那須どうぶつ王国で生まれたメスがペアを組み9個の卵が産まれ、このうち親鳥が卵を温める自然繁殖で15日と16日に合計4羽のヒナが誕生した。自然繁殖の成功は那須どうぶつ王国では初めてで全国では富山と石川に次いで3ヵ所目。親鳥が卵を温め始めてからふ化までは平均21日だが、今回は25日経ってから待望のヒナが誕生となった。現在は、親鳥の後をついて歩く元気な姿が見られ、今後体調を観察しながら一般公開も検討していくという。
職業訓練としてキーホルダーなどを作っている壬生町の障がい者就労支援施設「むつみの森」で施設の利用者たちが疫病退散の願いを込めたキーホルダーを作り、16日に神社で祈祷を受けた。これまで100種類以上のキーホルダーを作っていますが、今回制作に取り組んだのが疫病退散の祈りを込めた「あまびえビーズキーホルダー」プラスチック製のビーズを並べ、アイロンで溶接したもので、ピンクや紫など全部で8種類。この日は、道の駅などで販売が始まるのを前に地元の雄琴神社で疫病退散のご祈祷を受けた。キーホルダーには神社のタグもついていることからウイルスの感染を防ぐお守りとして多くの人に買い求めてほしいという。
県と宇都宮市は新たに4人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。104人目は真岡市の30代男性。6日〜8日、10日〜11日に宇都宮市内の職場に勤務しており9日には宇都宮市内のパチンコ店を利用。105人目は、野木町の40代男性。今月3日と4日に公共交通機関を利用して東京都内の職場に出勤。濃厚接触者は同居する母親で16日以降に検査を行う。106人目は小山市の60代の女性。3人とも感染経路は分かっていない。107人目は宇都宮市の20代の男性で、市が16日に会見を開き詳細を発表する。県内で感染が確認されたのはこれで107人となった。
任期満了に伴う野木町の町長選挙に無所属で立候補を表明している現職の真瀬宏子氏74歳が15日、会見を開き公約を発表した。真瀬氏は美術教師などを経て2008年の町長選挙で無投票で初当選、3期12年を務めている。4回目の当選を目指し、「町の安全安心」「少子高齢化対策」「町の活性化」の3本柱を重点施策として継続すると発表した。野木町長選挙は今月28日に告示、来月2日投開票の予定だが、今のところ真瀬氏以外に立候補を表明している人はいない。
新型コロナウイルスの影響で休館していた壬生町のおもちゃ博物館が15日、4ヵ月半ぶりに営業を再開した。おもちゃ博物館は新型コロナウイルスの感染拡大に伴い2月下旬から休館を続けていた。今回、団体客は受け入れず、入場制限を行った上で検温のほか、利用の制限も実施する。密集を避けるためおもちゃの数も減らし、使用後はスタッフが消毒を行うともに利用者自身にもこまめに手の消毒をしてもらうという。