2020年11月25日(水)のニュース
県と宇都宮市は25日、新たに合わせて11人が新型コロナウイルスに感染したと発表した。県が発表したのは20代から70代の男女5人。東京都在住の20代女性は今月22日から県内の実家に帰省していたがその日に夫が県外で感染が確認されたため濃厚接触者として検査した結果、24日に陽性が判明した。濃厚接触者は実家の親族2人。宇都宮市が発表したのは30代から90代の男女6人。このうち3人が24日に感染が確認された60代女性の両親と娘。県内の感染者はこれで595人となり重症者は6人。
今年5月、日光市の自宅などで同居の兄をナイフで刺すなどして殺害した事件の裁判員裁判が25日、宇都宮地方裁判所で開かれ、殺人の罪に問われた日光市手岡の無職、齊藤新三被告(56)に山下博司裁判長は「精神的な負担は同情できるが他人に危害を加える危険性は差し迫ったものではなかった」と指摘し「逃げ回る兄を執拗に追いかけナイフで多数回刺すなど強固な殺意に基づく危険な犯行」だとして求刑12年に対し懲役10年の判決を言い渡した。
全国で新型コロナウイルス対策の国の持続化給付金の詐欺が相次いでいるが、県警本部の捜査第二課などは25日、当時ともに19歳だった日光市の無職の男と会社員の男を逮捕した。2人は「だますつもりはなかった」などと容疑を一部否認している。警察では2人が少なくとも十数件、総額で1千数百万円分の虚偽申請をしたとみている。また組織的な犯罪も視野に入れ詳しく捜査している。